英語UIですが grepWin というフリーソフトがとても便利
英語のインターフェイスを見ると尻込みしてしまいますが、比較的簡単な単語しか使われていないので中学生レベルの英語力でも操作できます。
64bit-portable版で1.3MBの超軽量なアプリケーションです。
grepWinで複数のファイルを一括置換する時のポイントは「Limit Search -> Include subfolders」にチェックを入れることです。 その他はお好みで。
何KB以下のファイルだけ処理するとか、いつからいつ更新されたファイルだけを処理する等の細かい設定もできるので、超高速で一括置換することが可能です。
以前は日本製の GrepReplace という素晴らしいフリーウェアが大活躍だった
インターフェイスがこれ以上使いやすいものは無いというくらい、
現在も本家サイト様で配布されていますが、2020年3月13日現在、
開発は2007年7月(ver1.2.6.121)で止まっているようです。
2010年頃までは、Shift_JISやEUC-JP、UTF-8が混在しているから環境依存文字は使わない方が良い、という風潮だったのでGrepReplaceが大活躍でした。
しかし昨今のWeb業界ではUTF-8が定石になり、環境依存文字とか関係なしに©マークとか使いますよね。 久々に愛用していたGrepReplaceを使ってみたら、UTF-8 to UTF-8でも環境依存文字が書き換わってしまう事に気づきました。
Gitを使っていなかったら危なかったです…。 この問題がなければGrepReplaceのインターフェイスが使いやすくて1番好きなのですが…。
grepWinなら環境依存文字も問題なく扱える
grepWinは文字エンコードは変更せずに指定した文字列だけを置換してくれるので、 環境依存文字に影響しません。(Windows10 + grepWin v1.9.2.831で確認済)
grepWinは海外のフリーソフトですが、UTF-8だけではなくShift_JISのテキストファイルも置換可能です。
元のテキストファイルエンコードがShift_JISの場合は、さすがに文字コード表にない環境依存文字は「?」に変換されますが、 元のテキストファイルエンコードがUTF-8であれば、環境依存文字も特に問題なく扱えました。
一括置換前には必ずバックアップを取っておいた方が吉
今回、私はGitで管理していたので助かりましたが、膨大な量のファイルを誤って一括置換してしまうと取り返しのつかない事態になりかねません。
ソフトウェアを信用しすぎることなく、作業前のバックアップは必ず取得しておくことを強くお奨めします。